精鋭集団なのにナンバー2が育たないのはなぜか
取引先の会社でメンバー各々は高学歴だったり、実力もあるのにいつも同じような成果物や作品になる会社ってありますよね。
精鋭集団なのになぜそのような結果になってしまうのか。
以下のような特徴が当てはまる会社は要注意です。
ナンバー2が育たないワンマン経営の特徴
・コンセプトが曖昧
・自分の色が出せない
・完成度の高い量産系
こんな会社は”ナンバー2が育ちづらい”と考えられます。
例えば・・・
社内でプロジェクトが立ち上がった時、優秀なマネージャーへクライアントの要件だったり下請け会社の状況だったり実務的な話から降りてくる。
それはその人を信頼しているからこそであり、本人の意思にゆだねているからという経営者の思惑。
こういう会社はナンバー2が育ちません。
なぜならばその人は自身の色を消すからです。
具体的な段取りや細かい指示を出せば、優秀なマネージャーほど自分の色を消します。
自分の色を出すと、もし上司(=社長)が違う色を出したときに意思決定が乱れてしまうためです。
社長はプロジェクトの立ち上げ方が悪かったためにマネージャーが自身の色を消していることに気が付きません。
『優秀で気が利く』と思っているのです。
こうして完成度の高い量産パッケージが出来上がっていきます。
しかし、優秀なマネージャーはいつまでたっても色が出せないのでやがて成長が止まるか会社を去ることになります。
どうすれば防げるのか?
プロジェクトの立ち上げ時にしっかりとしたプロジェクトのコンセプトを伝えましょう。
コンセプトがあればそれに従った色をマネージャーは出すことができます。
社長もいったんコンセプトを出したならばそのコンセプトに従った発言にとどめましょう。
これをしっかり行うことでマネージャーは確固たるナンバー2に成長します。
確固たるナンバー2ができれば会社は多彩な色合いが出ます。
色合いのある会社は働き甲斐が生まれ社員が集まりやすくなったり成長が早くなったり、もちろん離職も減ります。
そしてプロジェクト立ち上げ時にマネージャーからコンセプトを求め、出すことが出来ればそれは完成されたナンバー2となっている証かと思います。
しっかりとしたコンセプトを提示。それに沿った仕事ができるようにサポートする!
プロジェクトチームの作り方に関してはおおたかの森ファームまで御相談ください。