独立が遅かった?独立が早すぎる?20代では凄い?40代では遅すぎる?

コロナを介してなんとなく気持ちにリセットがかかっているのか、思い立って行動をしたり、これまでの人生を振り返って色々と考えたりしている人が多い気がします。

私も自身もそうです。

自身のこれまでやこれからのことを考える機会が増えており、それによってクライアントからの相談ごとを自身の立場になって考えられるようになってきてるように思います。

別のコラムでもご紹介した「有能で、且つ会社への忠誠心のある人材」の中には、所属している組織を飛び出して新しい環境でチャレンジを始めている人が増えてきているようです

ハイパーフリーランス・マイクロ法人・事業承継など、あらゆる方法がありますが、彼ら・彼女らが新しい挑戦を始めた一つの要因としてコロナの影響はあるでしょう。

新しいチャレンジを始める機会というのは、自発的な要因だけではありません。

属している組織でのトラブル、もしくはその組織自体とのトラブルや価値観の違いなど、外的な要因がかなりあるのが実情です。

独立するタイミングに関しても、部分的に外的要因があって独立するケースが日本の事業者には圧倒的に多いと思います。

あなたも独立を視野に入れつつ、タイミングが掴めずに踏ん切りをつけれずにいるのかもしれません。

今回は、独立のきっかけやタイミングについて深掘りして解説していきます。

目次

独立を決意する3つの理由

多くの事業者は、やりたいことができたから独立を決意したはずです。

しかし、そのやりたいことができた背景として以下の3つのパターンがあることが考えられます。

  • やりたいことができたことにより、自身のアイデンティティが形成された
  • 継続してやってきたことが「やりたいこと」だと気づいたから
  • これ以上やりたいことを続けるには独立するしかなかったから

やりたいことができたことにより、自身のアイデンティティが形成された

このパターンは、やりたいことが見つかると同時に「自分これをしながら生きていくんだ」と決意できたタイプです。

いわば完全なプロであり、すぐに独立するべきです。

20歳でも未成年でも問題ありません。

例えるなら、プロスポーツ選手などがそうです。

彼らは選手生命は有限だということをわかっているため、独立することに躊躇はありません。

プロスポーツ選手、さらにその引退後に人生を謳歌しているタイプの人は、プロ実業家としての意識が高いのでしょう。

逆に意その識が低いと、業界の仕組みの中に浸り溺れるのです。

継続してやってきたことが「やりたいこと」だと気づいたから

一般的な若手起業家は、ほぼこのパターンに当てはまるはずです。

どこかに就職して桃栗三年柿八年、一通りその仕事を覚えたときに「全部自分でやったらどうなるのか」を試してみたいと感じた

そう思った時が独立するときになるのだと思います。

その際に外的な要因、人や金の関係で独立を断念したのであれば、実はその内情は単純に思いが足りなかっただけなのかもしれません。

やりたいことと現実とのギャップや、「思いだけでは人は動かない」という苦悩など、若い時に独立すればその分苦労もダイレクトです。

その代わり、かなりの試練を乗り越えた先に独立する起業家とは一線を介した人格ができあがるでしょう

これ以上やりたいことを続けるには独立するしかなかったから

このタイプは、どちらかというと年齢を重ねてから独立する方に多いです。

責任感が強く、オールマイティーでそつなくこなせる反面、悪く言えばスペシャリティが低く独立してもその道のスペシャリストには勝てる自信がない。

ただ、そんな人も経験を重ねて成熟していくと、先鋭的な起業家とも引けをとらなくなります。

そのオールマイティーで責任感があることが、信頼やクオリティーにつながります

そつなくこなすにも、属している組織の器に限界があれば出ていくしかありません。

また、お得意先や関係者の期待を一身に受けて独立するケースもあるはずです。

その方はとても責任感が強く、すべてを解決しながら独立するので気苦労が絶えないことでしょう。

しかし、実際に独立してしまえば完成度の高い商品やサービスを提供できるはずです。

独立に早い・遅いは関係ない

独立する年齢の早い・遅いは その人のスタイルによって違ってくるはずです。

自身のスタイルを把握したうえで、なおかつその環境要因も整理できていれば、おのずと独立する時期を想定でき、それに向けての計画は立てられれていくでしょう。

独立してしばらく経ったタイミングで自身のそれまでを振り返ったときに、元々の計画の達成度合いによって「独立するのが遅かった」という感覚を持つこともあるかもしれません

独立が早いのが素晴らしく、遅いことが手遅れというわけではありません。

その人の適正に合わせて、適当なタイミングで計画していくことが大切です。

人生は計画通りいかないものですし、運がかなりの要素を占めます。

ただ、運に期待していてはキリがないので、思っい立ったらまずは計画を立ててみましょう。

特に、キャリアを重ねてからの独立は時間が限られています。

コストや手間をかけても、最短の目標達成計画をたてることをおすすめします

事業計画のお手伝いは、おおたかの森ファームにご相談ください。

須賀 孝太郎
おおたかの森ファーム 代表取締役
東京工業大学工学部を卒業後、工業デザイン事務所にてデザイン業務を経て、家業である税理士事務所に入社。そのノウハウを生かし経営コンサルティング おおたかの森ファーム株式会社 を設立。ボクシング好きの三児の父。
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