先日、🔗幸せの町ハピネスタウン「エンカナル(エン縁/カナル運河)」プロジェクトが主催するバーベキューイベントの第2回目を開催しました!
今回は、初回からの反省を踏まえた改善と新たな挑戦を意識し、さらに多くの人々が心地よく参加できるイベントにすることを目指しました。
1回目からの進化
第1回目は「実現すること」を最優先にして、なんとか形になったものの、参加者全員が積極的に関わる場を作るという点ではまだ課題がありました。
そこで第2回目は、より深い 交流 と 理解 を促進することに重点を置きました。
- ハンディキャップをお持ちの方々の参加割合の増加
- 参加型の食事準備
- おせっかい型のコミュニティづくり
という3つの大きなテーマを意識しました。
参加者全員が共に作り上げる時間
今回は「準備と後片付けをみんなで一緒に行う」というコンセプトを導入しました。
これにより、イベントの最初から最後まで、参加者同士が自然にコミュニケーションをとり、協力し合う姿が見られました。
例えば、
みんなでおにぎりをにぎったり、一緒にピザを作ったり、食後に椅子を片付けたり。
こうした一つひとつの行動が、参加者間の距離を縮め、短い時間の中で強い仲間意識を芽生えさせることができました。
意外な気づき:ハンディキャップのある方との距離感
もうひとつ印象的だったのは、参加者が思った以上に、ハンディキャップのある方々との会話に積極的でなかったことです。
エンカナルのコンセプトに基づいて、障がい者と健常者が自然に交流することを期待していましたが、実際には「どう接していいのか分からない」「何を話していいのか分からない」といった距離感を感じている参加者が多かったようです。
私、須賀は日常的に初対面の方にすぐ声をかけるタイプなので、この状況には少し驚きました。
それを受けて、私はいつものように「おせっかいおじさん」として、テーブルの間をうろうろし、若手の参加者にどんどん話しかけるよう促しました。
その結果、イベントの終わりには、自然とハンディキャップのある方と健常者の方々が、お酒やお菓子を共に楽しみながら和やかな会話を交わしている姿が見られました。
新たな発見と学び
さらに驚いたのは、長年耳鳴りに悩まされていた健常者の方が、聴覚障害者協会のメンバーと会話を交わし、耳が聞こえない状態になっても受け入れてくれる団体があることを知ったことです。
これにより、その方は大きな安心感を得ることができ、また新たな喜びを感じていました。こうした気づきや学びがエンカナルならではの特徴であり、私たちのプロジェクトが目指す「互いを理解し合い、支え合うコミュニティ作り」に繋がっていることを強く実感しました。
次なる挑戦:エンカナル芋煮会🍠
冬になると、厳しい気候が続きます。
そのため、次回は「エンカナル芋煮会🍠」を企画しています。
今回は若手や子どもを中心に、冬でも楽しめる温かい集まりを作りたいと考えています。
芋煮を囲んで、さらに多くの交流が生まれることを楽しみにしています。
第2回エンカナルバーベキューは、参加者全員が主体的に関わり合うことで、思いがけない気づきや新たなつながりが生まれる場となりました。
障がいの有無に関わらず、互いに理解し合い、サポートし合うコミュニティの一歩を踏み出せたことを、大きな成果として感じています。
次回のエンカナル芋煮会も、楽しみながら学び合う機会となることでしょう。
前回のエンカナルプロジェクトのコラムはこちら
今回のBBQのご寄付頂いた団体様
・KOYOクラブ(https://koyoclub.com/)
・中途失聴者難聴者の会(https://www.zennancho.or.jp/)
・流山市視覚障害者協会(https://www.i-partner.jp/nagareyama/)
◆前日運営ボランティア
東京理科大学 SAIENs メンバー
当日ボランティア
参加者全員