
大東 実里(おおひがし みのり)
子どもが「安心して育つ」先生
もしあなたのお子さんが、
毎日学校で出会う大人がこの人だったら
きっと家庭でも学校でも、
心の安心が増えるだろうと思える先生がいる。
そのひとりが、大東実里先生だ。

大東先生は「子どもの心の温度」を一定にしてくれる大人
大東先生と話すと、まず感じるのは
落ち着きと、急がない空気だ。
声のトーン、話し方、立ち姿。
どれも “ 安定 ” という言葉がぴったりで、
そのまま子どもの心の温度を一定にしてくれるような感覚を持っている。
🔗十津川高校のような環境では、
大人の落ち着きは、そのまま子どもの落ち着きに変わる。
そして大東先生の落ち着きは「作った落ち着き」ではない。
素のままの落ち着きだ。
ここが何より保護者には安心材料になる。

“背伸びしない大人”は、子どもにとって「安全基地」になる
大東先生は、いわゆる「エリート教師」だ。
・父親は先生
・剣道で鍛えた精神
・子どもの頃から教師になると決めていた
ここだけ聞くと、
「意識が高くて、子どもを追い込むタイプ?」
と思うかもしれない。
しかし実際は真逆。
彼女は“背伸びをしない大人”だ。

・必要以上に自分を大きく語らない
・ビジョンを押し付けない
・完璧を目指しすぎない
・自然体のまま仕事をする
こういう大人は、子どもにとって“安全基地”になる。
なぜなら、
子どもは「頑張りすぎている大人」を見抜くし、
そういう大人のそばでは息苦しくなるからだ。
大東先生はその真逆。
子どもが息を深く吸える大人である。

選択肢が多すぎない環境の中で、子どもと同じ目線に立てる
大東先生は「選択肢が多いのが苦手」と言う。
一見、弱点に見えるこの感覚は、
実は十津川高校での教育の根幹とつながっている。
十津川高校は、
・人間関係が濃い
この“シンプルさ”が子どもにとってわかりやすい。
大東先生自身が、
「選択肢が多すぎない環境が合う」と語るのは、
子どもたちの気持ちに近いからだ。
迷いやすい子、
気持ちが揺れやすい子、
環境の変化に弱い子。
そういう子どもたちは、
大東先生の“わかりやすさ”に救われる。

教師としての人生を長く考える中で、
将来的には、今とは違う規模の学校で働く機会が訪れるかもしれない。
そのときに自分がどう向き合えるのか
彼女は、そんな“いつかの変化”に対する率直な不安を話してくれた。
・規模の大きい学校になると、その時間を十分に確保できなくなるかもしれない
・全員の名前を覚えられるのか、単純に業務量としての不安もある
・体育の授業も現在は20人ほどだが、大規模校では指導の形が大きく変わる
これらは、主張として語っているわけではなく、
求められる環境で“正確に仕事をしたい”という姿勢から生まれる、静かな不安だ。

さらに彼女は、
卒業後、早期にキャリアを再検討するケースもあることに触れ、こう語った。
「学校では手厚く関われるけれど、社会に出るとそうはいかない。そのギャップで困らないようにしたい。」
ここにも、
「自分の思想を押しつける教師像」とは無縁の姿がある。
大東先生は、
自分がどうしたいかではなく、必要とされる役割に、確実に応えていくタイプの教師だ。


保護者にとっての最大の安心材料は「この人に任せて大丈夫」
大東先生の本質は、
能力の高さでも、剣道の強さでも、経歴でもない。
“子どもが安心して心を預けられる大人”であることだ。
・無理に変えようとしない
・子どもが話しやすい空気をつくる
・温度差をつくりすぎない
・小さな成長を丁寧に見てあげる
こういう安心感は、
偏差値よりも、設備よりも、
保護者にとっては大切な価値だ。
そして大東先生は、
まさにその価値の象徴的な存在だ。
「この先生が近くにいるなら、安心して子どもを預けられる」
そう自然に思わせてくれる。

そして十津川には、もう一人“絶対に出会ってほしい大人”がいる
大東先生は、「静かに寄り添う力」を持った先生だ。
しかし十津川高校には、
その大東先生とはまったく違うタイプで、
子どもにとって大きな“安心の柱”となる大人がいる。
それが、
13年間この学校で生徒の生活を支え続けている阪口剛先生(さかぐち つよし )だ。

大東先生が“心の揺れを整える大人”だとすれば、
阪口先生は、
“大きな背中”を持った大人である。
・そこから立ち上がり、成熟していった
・生徒の悩みを、生活レベルで受け止めてきた
・逃げ場のない寮生活の中で、誰よりも子どもに寄り添える人
子どもにとって、こういう大人に出会えることは、一生の財産になる。
次のコラムでは、
十津川高校の“もう一つの支柱”である🔗阪口先生の物語を紹介したい。
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