激動し続ける世間の流れの中で、3年・5年・10年先の事業計画の方向性が見えずに悩んでいませんか?
この記事では、そんな現代の中小企業、中でも一次産業や製造業、建設業、観光業などの方に向けて、今後の世の中を生き抜くための対応策について解説していきます。
ぜひ参考にしてください。
日本の一次産業・製造業は破綻する恐れがある⁉
まずは、現代の中小企業が直面している現状を確認してみましょう。
例年の売上を維持できているからと安心できない現状
当社が知りうる限り、中小企業や個人事業者の所得は総じてそこまで下がってはいないようです。
強いていえば物価高・燃料高騰などのあおりをうけて利益率が下がっているケースはあるものの、売上はそこまで落ち込んでいる様子はありません。
しかし、例年比であまり変わらないということは、現状の物価高では生活は苦しくなっているということです。
さらには税金や保険料の増税増加・投資資産の下落など、好景気を示す消費意欲の増大のきっかけとなる事象は極めて少ないという印象があります。
激動する世の中に対応しきれていない生産製造者
苦しい状況が続く中、今後3年・5年・10年先の事業の計画を立てていく上で、方向性に悩みを持っている事業者は少なくありません。
特に、ITやコンサルティング業等は比較的新しい業種のためしがらみが少なく、取引相場も物価につられて上昇している印象です。
方や、昔ながらの事業である一次産業や建設業・観光業は、しがらみの中で売上単価が変わらず、死活問題になっている企業も多いようです。
どうしても後者の事業は古くからの体制や相場があり、昨今の激動の為替変動や物価変動に対しては対応力がない印象がぬぐえません。
間に入っている業者も多く、生産製造者のところまで来たときには「いつもの単価+物価高に対する値上げ数%」と、毛が生えた程度の対応しかしてもらえてない現状です。
これはコロナが明けた今でも続いており 日本の一次産業や製造業の破綻の恐れが出ています。
現状打破するためのヒントは海外に目を向けること
前章で解説したような状況に置かれている中小企業にとって、何もせずに耐えようとするのは得策ではありません。
現状を打破するためのヒントは、海外に目を向けることです。
世界に直接売れる商流を作ってしまおう
世界的にお得になってしまった一次産業や製造業者は、世界に直接売れる商流を作ってしまうことをおすすめします。
国内の老舗企業などの既存の売り先では、今の物価変動に対応する大胆な価格変化はすぐに起こせません
しかし海外の勢いのあるバイヤーは既に日本の生産物やモノづくりに目を光らせており、直接買い付けを行い始めております。
- 収穫した野菜や魚をすべて買い付ける海外企業
- 通訳を駆使して日本の町工場に直接加工依頼をする海外企業
彼らは日本の企業の買いたたきにより生じたお得価格をすでに知っており、直接買い付け・買い占めをおこなっています。
そのような状況は、国内全体で言えば海外にモノが直接流出しているので良くないという専門家もいるかもしれません。
しかし、一中小事業者としてはそんなことを言っている場合ではないのです。
海外からのアプローチを見逃していないか
- 急にくる怪しいブローカー
- 急にくるダイレクトメール
これらを全て無視していませんか?
もちろん詐欺の内容もありますが、中には本気で買い付けにきているケースもあります。
彼らに対して、条件面やコミュニケーション、積み重ねた信用信頼がないことなど、いくつもの懸念点はあるでしょう。
しかし、彼らは日本古来の相場などお構いなしなので平気で2倍3倍それ以上の売上単価の条件を出してきます。
よって、全てを頭から「よくわからないから」「怪しいから」と見過ごしてしまうのは得策ではありません。
彼らはプロの商人です。
何か不具合があった場合の防御策は、しっかり整えています。
よって、千載一遇のチャンスもものにするためには、しっかりとした契約を結ばないといけません。
まとめ
既存の取引先といくら協議しても、今の物価高に対応した大きな値上げは難しいのが実情です。
自分でSNSを使って世界にアピールしたり、海外のバイヤーとの接点のある展示会に参加したりしながら、海外に直販をめざしましょう。
海外のバイヤーはプロの商人です。
海外に直販する際は、しっかりした取引契約を締結しましょう。
取引契約のご相談は、おおたかの森ファーム株式会社にお任せください。